ぼくの窓から

窓から見える数えきれない物語

窓がちがえば、窓から見えるけしきもちがう。
それっておもしろいよね?
窓をあけるみたいに、この本をひらいてみよう。
どんな色、かたち、もの、どうぶつ、そして人が見つかるかな?
あなたのまわりのものに、にてるかな?
きっと何かに出会えるよ。
さあ、窓をあけて見てみよう!

作/オタヴィオ・ジュニオール
1983年、リオデジャネイロ州の郊外で生まれた。短編や、漫画の脚本を、児童向けの詩などを手がけている。作家としてだけでなく、俳優、ストーリーテラー、演劇のプロデューサーなど、活動は多岐にわたる。リオデジャネイロ州のココンプレックソ・ド・アレマン地区とコンプレクソ・ダ・ペーニャ地区の貧民街に最初の図書館を開いたことで知られており、現在も子どもや若者たちのための読書プロジェクトを行っている。
ブラジルの新聞「O Globo」より、専門分野ごとにその年に活躍した人物や機関に与えられる、Faz Diferença賞などを受賞。

絵/ヴァニナ・スタルコフ
アルゼンチン・ブエノスアイレス生まれ。ブエノスアイレスの大学でグラフィックデザインを学び、コロンビア出身のイラストレーター、ホセ・サナブリア氏と共に卒業した。2010年に彼女の初の絵本を完成させ、彼女の鮮やかな風景のイラストが世界的に認められた。
ブラジル・ブジオス在住。

訳/木下眞穂